mushinohonのブログ

注意欠陥を克服しようとしています。読んだ本や日々頭に巡ったことを残していきます。

聞く時間、話す時間。

近年、じっくり話を聞いてもらう機会がすごく減ったように思う。
snsで気軽にコミュニケーションがとれる世の中だけれど、自分から発信しないと相手には受け取ってもらえない。

また、本気の悩みや、深刻な話題はなかなか表に出にくい。
ネットには匿名の相談所がいくつもある。信用できる相手に当たれば良いが、間違えれば逆効果のアドバイスを受けることもあるし、リアルタイムに相談に乗ってもらえるとも限らない。

思ったよりも、話を聞いてもらえないことによる弊害は大きい。児童文学「モモ」にも書かれているが、様々な社会的問題に影響していると思う。モモについては簡単にブログに残している。

http://mushinohon.hatenablog.com/entry/2013/12/25/223511

子育てなんかは特にそうだ。親が育てきれないゆえに、施設に入る子どもが後を断たない。
親が抱える悩みを、小さいうちに相談したり、聞いてもらったりする相手が足りない。子育てこそ、三者三様の悩みを抱えていると思う。
生活に余裕がなく、時間がない故、なかなか相談できず苦しんでいる人もいるはずだ。

相談できる窓口は、電話も、ネットもある。そこで救われている人もたくさんいるだろう。
でも、その窓口を知らないままに悩んでいる人や、時間がなかったり、何らかの理由があったりして、相談することを諦めている人もいるのだ。

時間がない、時間がない、という人は多いが、仮に、捻出できたら、その時間はどう使うだろう。

もっと仕事をする?遊ぶ?ぼーっとする?

それでは、もっと時間がなくなるだけだ。

誰かと話す時間、聞く時間が一日の中で保証されるといい。
その時間がある人は、それだけで幸せかもしれない。